6月の人事異動にあわせて、僕が経営するお掃除屋の事務所の大規模なレイアウト変更を行いました。
僕も移動するので、久しぶりに自分のデスクの書類を全て出して片付けていたら、昔購入した宝くじ(第629回全国自治宝くじ)が出てきました。
たぶん、1万円分を購入したんでしょう。500円×20枚の宝くじが出てきたのですが、宝くじを包むように抽選結果をプリントアウトした紙をみてビックリ!一番上にあったくじが6等(5千円分)に当せんしているじゃないですか!
6等以外にも、7等(500円分)が2枚。計6千円分が当せんしていました。
らっきー、臨時収入だ~ (^^)/
って喜んだのもつかの間、支払期間は平成25年9月17日まで。
まぁ冷静に考えれば1万円の購入で6千円当選だと4千円損しているのですが、購入したこと自体をすっかり忘れたため、ちょっと嬉しかったんですよね。だからこそ、落胆したというか、ぬか喜びで恥ずかしいというか。。。う~ん、残念でした。
でも、僕のような人っていっぱいいるよね?
ってことで、未換金の宝くじがどのくらいあるか等の実情と、未換金で浮いた分の使い道を調べてみました。
未換金の宝くじの実情
未換金の宝くじって結構あるって話は聞いたことがありました。
非常にもったいない話ですが、具体的な数字は全て宝くじ公式サイトに掲載されてました。
ちょいとみてみましょう。
直近5回分の1億円以上の当せん宝くじで未換金は44本
この記事の表題にも載せていますが、宝くじ公式サイトによると、5月末日時点で直近5回分のジャンボ宝くじで1億円以上当せんの未換金くじは44本もあるそうです。
ひえぇぇぇ、もったいない・・・・・・
とはいえ、直近5回分のジャンボ宝くじのうち、一番古い昨年のサマージャンボ宝くじでもまだ支払期間は過ぎていません。
まだ間に合います。
直近5回分のジャンボ宝くじの支払期間と当せん本数
まだ間に合うということで、公式サイトを参考に、直近5回分のジャンボ宝くじの未換金の1億円以上の高額当せん本数と支払期限を書いておきます。
- サマージャンボ(第754回 全国自治宝くじ)支払期限:2019/08/19 5本
- ハロウィンジャンボ(第765回 全国自治宝くじ)支払期限:2019/11/04 3本
- 年末ジャンボ(第770回 全国自治宝くじ)支払期限:2020/01/06 17本
- バレンタインジャンボ(第779回 全国自治宝くじ)支払期限:2020/03/10 3本
- ドリームジャンボ(第787回 全国自治宝くじ)支払期限:2020/05/14 16本
残念ながら、昨年のドリームジャンボより前のジャンボ宝くじは時効になっているようです。
それでも、「そういや~ジャンボ宝くじ買ってたわ~」って人は、一度自分の宝くじを確認されることをオススメします。たとえ、僕のように少額の当せん金だとしても、換金しなければゼロ。換金すればプラスですから。
ジャンボ宝くじの当せん番号が確認できるページも載せておきます。ご参考にして下さい。
平成29年度の宝くじの収益金額
さて、未換金の当せんくじの総額は、だいたい毎年150~180億円ほどだそうです。
うぇ~もったいねぇ~~っと思うことなかれ。
そもそも、宝くじの売上7,866億円に対して当せんくじに支払われたのは3,690億円(平成29年度)です。この年の未換金額は149億円なので、当せん金として支払う予定だった金額の合計は、3,690億円+149億円=3,839億円。つまり、当せん金の総額に対してだいたい4%くらいが未換金ということですね。こうして計算してみると意外とみんな換金しているように思えます。
いや、ちょっとまて。
売上7,866億円 - 当せん金支払3,690億円 = 収益4,176億円
この莫大な収益はどこへ消えていくんや!僕の7千円は何に使われたんやっ!!
宝くじの莫大な収益金の使い道
僕たち宝くじ購入者の夢破れた金額、その合計4,176億円
この莫大な収益が何に使われているか、気になって調べてみました。
どっかのお偉いさんのポケットマネーだったら許したもんじゃない!って意気込んでいたら、まぁ普通に公共事業や社会貢献費に使われていました。
宝くじの売上金額の内訳(平成29年度)
- 全国都道府県+20指定都市 2,996億円(38.1%)主に公共事業
- 一般財団法人宝くじ協会 98億円(1.2%)主に社会貢献広報費
- 諸経費 1,082億円(13.8%)主に印刷費・売りさばき手数料
- 当せん金 3,690億円(46.9%)
ということで、純粋な宝くじの運営にかかる経費は1,082億円ほどで、あとは僕たちが住んでいる都道府県の公共事業への投資や宝くじ協会の社会貢献費などに使われていることが分かりました。
ちなみに指定都市である20の都市は、下の通りです。
札幌市・仙台市・さいたま市・千葉市・川崎市・横浜市・相模原市・新潟市・静岡市・浜松市・名古屋市・京都市・大阪市・堺市・神戸市・岡山市・広島市・北九州市・福岡市・熊本市
この都市の指定は総務大臣によって行われるそうです。東京23区を除く人口上位20都市(だいたい人口70万人以上)が指定されているようですね。
買った場所の都道府県に収益が入る
各都道府県でどんな公共事業に投資しているのかなって調べていくと、各都道府県ともウチの県で買ってくれって宣伝してました。
それもそのはず、各都道府県の宝くじ売り場で購入された宝くじの売上によって各都道府県に分配される収益金がかわるからです。
つまり、四国出身の僕が東京出張中に駅前の宝くじ売り場で購入すると、僕の購入金額が地元に落ちず、東京都の収益になるという仕組みです。
地元で買うと、その分、地元のインフラが整うかも知れないですね。
宝くじは、あくまでも夢を買うもの
ということで、宝くじの未換金分とその使い道について書いてきたのですが、最後にFP2級技能検定合格者である僕からひと言。
宝くじは夢を買うもの。ご利用は計画的に!
自分にも経験がありますが、ついつい、確率的には最低●万円当たる!なんてことを期待して購入すると危険です。特にカードローンの借金があったり、クレジットでの買い物がかさんだり、パチンコなどで負けが込んできたときなど、ありえない妄想に突き動かされて、自分の遊興費として出せる金額を超えた宝くじを購入する人がいます。
宝くじの控除額は50%を越えています。これはカジノやパチンコ、その他の公営ギャンブルと比べても、ダントツで悪いです。
くれぐれも、宝くじで人生を壊しませんように。
できたら、家族で宝くじの当せん結果を楽しめるような、そんな使い方をして欲しいなって思います。