2010年に国内での販売を終了した、ホンダのシビックが、2年以内に国内販売を再開できるように計画中であることが報じられました。
実は、僕も愛車はシビックのハイブリッドで、かれこれ8年くらい乗っているのです。
愛着もあったのですが、国内での販売が終了だと聞かされた時には少し残念でした。
それが、2年以内に力を入れた国内再販を計画中ということで、なぜ今になって再販なのか、少し考えてみました。
再販のきっかけ?シビックタイプR
再販を決定づけたのは、やはり昨秋に限定750台で販売したシビックタイプRの人気ぶりでしょう。
750台しかないのに、なんと1万件以上の申し込みがあったそうです。
確かにかっこいい!
シビック タイプR
このファンに対する人気の高さが、ホンダの経営陣に再販へと踏み切らせたきっかけとなったのは間違いありません。
グレイスの販売不振
また、シビックの後継として期待されたブランド:グレイスがあまり受けなかったことも理由でしょう。
グレイスとは「上品・上質」という意味を持つブランド名で、シビック(市民の、大衆の)というイメージから、少しアッパーミドル層へターゲットを移行することで新たな販売戦略を進めたかったのでしょう。
そもそもシビックは、販売当初からコンパクトカーでありながらそこそこ走る車ってイメージがあり、ハイブリッド化前後のセダンクラスに変化したときに、以前のターゲット層がイメージに合わないと難色を示されたのではないかと。
実際、僕も購入したときに3ナンバーだったことに違和感を覚えてました(^^;)
ただ、ブランド名が素晴らしいからと言って売れるものではなく、シビックというブランド名が長年愛されてきたこともあって、同じセダンクラスのラインナップを増やすためにも、復活させたのではないかと考えてます。
北米を中心とする世界での売上好調
国内で販売が終了したものの、シビック自体はセダンクラスとして北米を中心に販売は好調であり、数々の賞を受賞するなど、ホンダのセダンクラスでは代表的なブランドとなりました。
先ほども書きましたが、一度定着したブランド名は、ブランド名自体がブランドイメージとなり、語源は気にされないことが多々あります。
例えば、ポカリスウェットやカルピスのように。。。
車でも、ブランド名を定着させるには時間と手間と、運も必要です。
今回のシビックで僕としてはそれが再確認できました。
僕の愛車のシビックハイブリッドの評価
ここまで愛車だって持ち上げておきながら、実は不満点も結構あります。
小回りが利かないとか、ハイブリッドなのに燃費が悪いとか、パワーウィンドウが自動で閉まらず途中で戻ってしまうとか。
でも、車にはこだわりがない自分が言うのもなんですが、やっぱり長年連れ添った(?)車なので、愛着はありますし、なんだかんだで大きな故障もなく元気に走ってくれています(^^♪
技術のホンダが国内再販ということで、マシンとしてどのような進化を遂げて帰ってくるのか。また、販売戦略的にどのターゲット層を目指すのか、注目ですね。